沖縄県の東村高江や名護市辺野古での米軍基地建設の反対運動で、公務執行妨害や傷害などの容疑で昨年10月に逮捕され、勾留が続いている山城博治沖縄平和運動センター議長の保釈を認めないとした最高裁の決定に、市民からは「異常な人権侵害」「三権分立はないのか」「萎縮を狙っているなら逆効果だ」などの怒りの声が相次いだ。

山城議長らの釈放を求め、裁判所前でプラカードを掲げる支援者(※資料写真:2月10日撮影)

 23日の米軍キャンプ・シュワブゲート前の抗議集会で司会を務めた名護市の浦島悦子さん(69)は「とんでもない人権侵害。新基地建設の抗議行動を萎縮させるための見せしめでやっているとしたら逆効果。弾圧すればするほど、現場の抗議は強まると思う」と強調した。

 週4回ゲート前に通う宜野湾市の男性(79)は「逃亡の恐れがないのに、これほど長期間勾留するのはとんでもない。沖縄に三権分立はないということだ」と憤り、「私たちは諦めない」と語気を強めた。

 金高望弁護士は「地裁のあまりに不当な判断を最高裁が追認してしまったのは残念」と決定を批判。長期勾留と接見禁止について「保釈を認めない日本の人質司法の中でも、配偶者すら接見できないのは、極めて異常な事態と言わざるを得ない」と指摘した。