今日から「プレミアムフライデー(PF)」という新たな取り組みが始まる。毎月末の金曜日は、午後3時までに仕事を切り上げて、その後の時間を有意義に過ごすことを促す

▼個人消費を盛り上げることが期待され、働き方改革の一環でもある。国と小売りなどの業界団体が旗を振る

▼東京では、フライデーに「フライ」を引っかけて揚げ物をPRする店もあれば、百貨店内の飲食店を巡るイベントがあり、財布のひもを緩めてもらうあの手この手の工夫を凝らしている。旅行業界もしかりである

▼沖縄では、PF需要の取り込みに向けた動きはどうだろうか。ただ、サービス業の割合が高いと提供側で働く人が多くなる。すると沖縄のPF利用者の割合は減らないだろうか…。そうなると制度の本来の意義は?などと、とりとめなく考えてしまった

▼実際、PFを活用して早期退社できる人はどのくらいいるのだろう。国内の大多数を占める中小企業では、昨今の人手不足もあり、早めに仕事を切り上げられる環境にあるとは思えない。取引先との兼ね合いや、職場の“空気”も影響しよう

▼PFの1日あたりの経済効果は最大で1236億円といわれる。ただし、中小企業も含め全社員が午後3時に退社した場合の推計である。イベント自体はいいとして、定着や効果はいかに…。(宮城栄作)