求人情報誌ジェイウォームを発行する冒険王(那覇市、佐和田安行代表)はこのほど、「沖縄の平均賃金データブック2017」をまとめた。沖縄県内の平均賃金は16年に比べ、時給が22円増えて863円、月給も6963円増えて16万8538円となった。同社によると、時給・月給とも11年の調査開始以来最高。担当者は「最低賃金の上昇による時給の底上げや、好景気で雇用環境が改善されたのではないか」とみている。

 データブックは最低賃金改定後の16年10月から17年1月まで、県内求人誌3誌に掲載された17業種の174職種、3695社を対象に、業種別の最高、平均、最低の各賃金を算出した。正社員・契約社員、アルバイト・パート、派遣社員など雇用形態別や、地域別にも金額を示している。

 「その他」を除く16業種で前年に比べ月給が上がったのは13業種。最も上がったのは「運輸・運送」で2万4782円増の16万3514円。「観光」が2万1389円増の16万6715円、「福祉」が1万9989円増の16万4249円などと続いた。

 平均賃金の月給は「医療」の19万8384円が最高額。「建設」18万568円、「飲食」17万8475円と続いた。時給も「医療」が970円と最高で、「コールセンター関連」964円、「教育」943円の順だった。

 時給の賃金推移では12年からの過去5年間、毎年増加しているのは4業種。増加率では「販売・サービス」(120円増)、「運輸・運送」(113円増)がいずれも16%の増加となり、「飲食」(81円増)と「観光」(84円増)が各12%増えた。

 データブックは3月1日から県内のコンビニや書店で販売される。税別231円。