「沖縄でオリンピック・パラリンピックを感じたい」をテーマに、大学や短大など県内11の高等教育機関でつくる大学コンソーシアム沖縄は19日、「第3回沖縄学生サミット2017」を宜野湾市の沖縄コンベンションセンターで開いた。東京五輪の追加種目に選ばれた空手で出場を目指す喜友名諒、金城新、上村拓也の県勢3選手(いずれも劉衛流龍鳳会)が講演し、「世界で活躍できるよう努力を続けたい」などと抱負を語った。

世界で活躍する心構えなどを話す(左から)喜友名諒、金城新、上村拓也の各選手=19日、宜野湾市・沖縄コンベンションセンター

 サミットは学生たちが交流を深め、知のネットワークを築くことが目的。実際の運営は学生が中心となって手掛けた。

 3選手は、オーストリアで昨年開かれた空手の世界選手権団体形で金メダルを獲得。喜友名さんは個人形でも2連覇を達成している。

 チーム結成は8年ほど前。ナショナルチームには選ばれても国際大会に出場できない時期が長かったが、師匠の佐久本嗣男さんの指導の下で厳しい練習を続け、快挙につなげたという。

 喜友名さんは「2014年の世界選手権で個人形では優勝することができたが、この2人と団体で優勝することを目指してきた。目標をしっかり立て、そこにどれだけエネルギーをつぎ込むかが大切。五輪でも優勝して皆さんに喜んでもらいたい」と誓った。

 上村さんは思春期に夜遊びなどをしたい誘惑に駆られたが、父親に「もし問題を起こしたら、今まで支えてくれた人たちを裏切ることになる」と諭され、目が覚めたという。「謙虚さや感謝の気持ちがないと、目標を成し遂げるための環境も整わない。素直な心で一日一日を大切にし、夢や希望を子どもたちに与えられる人になるよう頑張りたい」と語った。

 金城選手も「1日4~5時間、365日練習してきた。自分自身との約束を守るのは難しく、休みたいと思うこともあるが、人間性を磨きながら世界選手権の連覇や五輪出場につなげたい」と決意を見せた。

 そのほかサミットでは、東京五輪・パラリンピック競技大会組織委員会の布村幸彦副事務総長が講演したほか、学生たちが自分の目標を話し合うグループディスカッションもあった。