沖縄県警浦添署(崎原永克署長)は15日、還付金詐欺の被害を未然に防いだとして、沖縄銀行大平支店の屋比久マサエさん(54)に感謝状を贈った。同行を退職しパート職員として勤務する屋比久さんは「被害につながらず、ほっとした。経験を今後の業務に生かしたい」と話した。

崎原永克署長(左)から沖縄銀行大平支店の屋比久マサエさん(中央)に感謝状が贈られた=15日、浦添署長室

 詐欺未遂は1月26日、浦添市役所内の沖銀窓口で発生。ATMで順番を待っていた客の訴えで、60代の女性が携帯電話で話しながらATMを操作しているのを確認した。通帳を機械に差し込む寸前だったという。

 屋比久さんが電話を替わると、電話口の男は丁寧な口調で「県庁の福祉課です」と答えたが、市役所内の銀行職員だと説明すると電話が切れた。

 女性は当初、市内のスーパーのATMで手続きを求められたが操作がうまくいかず、市役所へ誘導されていた。優しい口調で、言葉巧みに手続きを進める手口に、屋比久さんは「女性はおかしいとは思いつつ、詐欺とは思っていなかった」。大城晃支店長は「振込んだ金額が引き出されれば戻らない。還付金手続きで現金を振り込むことはないので、気をつけてほしい」と注意を呼び掛けた。