【南部】南風原、八重瀬両町の水道事業を担う南部水道企業団が2000~03年、職員3人に対し、内規以上に職員給与を増額する「飛び級」を行ったことが27日、分かった。飛び級で、月給は約5万3千円~3万6千円増えた。赤嶺勤企業長は「当時の担当者が規則の解釈を誤ったとみられる。構成両町の助言を受け、昨年4月から職員給与の見直しなどを行っている」と話した。

規則に基づかない職員の「飛び級」が発覚した南部水道企業団=27日、八重瀬町東風平

 同団によると、最初の飛び級は2000年12月で、40代の1人が2級4号から4級1号に昇給。50代の2人は03年4月、5級13号からそれぞれ7級12号と7級13号となった。

 同団は、職員を昇格させる場合は「1級上位の職務の級に決定する」と規則で定める。「生命を賭した場合」などとした特別昇給の規則に基づき3人の飛び級を行ったとみているが、同企業団は「根拠が薄い」として今後、当時の給与担当者に聞き取りを行う方針。

 同問題では、首長が理事を務める南風原町が15年、企業団が行った飛び級や特別昇給などの措置が「不適切ではないか」と指摘。八重瀬を含む両町副町長、総務課長を交えた会議で、給与規則の解釈を厳格化することなどを確認した。

 企業団は昨年4月以降、職員23人の給与を採用時から見直し、不必要と認めた措置分を除いて「是正」した月給額を個別に計算。飛び級のあった3人は、月給1万2874円~898円減となる。見直しで20人が影響を受けるという。