2017年(平成29年) 12月17日

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嘉手納基地の旧海軍駐機場、今後も使用か 米総領事が示唆「外来機が飛来した場合」

 北谷町と嘉手納町、沖縄市でつくる嘉手納飛行場に関する三市町連絡協議会(三連協、会長・野国昌春北谷町長)は28日、旧海軍駐機場を米空軍機が使ったことに対し、ジョエル・エレンライク駐沖米総領事に抗議した。三連協によると、エレンライク総領事は駐日米大使や本国、米軍に要請を伝え、両国間の協議は続けるとしながらも「嘉手納基地に外来機が飛来した場合のバランスを持たないといけない」と述べ、米軍の意向として旧駐機場を今後も使う可能性に含みを持たせた。

嘉手納基地(資料写真)

 三連協副会長の當山宏嘉手納町長は、発言に対し「外来機の飛来が増えているのは米軍の都合であり、海軍だけが使っていた旧駐機場を外来機が使っていいとはならない。負担軽減として移転を長年待っていた住民への裏切りだ」と抗議、騒音が発生する使い方をしないよう強く求めた。

 三連協は、旧駐機場の使用は1996年の日米特別行動委員会(SACO)合意に違反すると問題視。抗議の文章を事前に駐沖米総領事に送っていたが、米軍だけでなく国務省ルートでも改善につなげようと直接、総領事に面談して要請した。

 エレンライク総領事は、昨年10月に米本国のF16戦闘機が未明に連日離陸し、100デシベル前後の爆音が測定されたことの再発防止策にも言及。「在沖米軍第18航空団司令官が上層部と掛け合い、外来機の深夜の離陸をしない方針を決めた」と話したという。

 嘉手納町屋良側にあった旧駐機場は昼夜を問わないエンジン調整音や悪臭があり、住民は被害を受け続けてきた。SACO合意に基づき、ことし1月中旬に滑走路を挟んで反対側となる沖縄市側に移ったが、直後に空軍機が旧駐機場を使用したことで住民の反発が高まった。新しい駐機場を造るために日本の税金157億円が使われている。

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