小学校入学時から高校卒業まで12年間無遅刻・無欠席だった沖縄県立読谷(よみたん)高校(東盛敬校長、960人)の卒業生5人が28日、「皆出席」で表彰された。卒業まで残り1カ月を切って39度の高熱を出しながらも気合で乗り越えた生徒や、中学2年に映画に誘う父親の誘惑に打ち勝って皆出席を継続させた生徒もいた。沖縄県内の県立高校では1日、卒業式が行われる。(中部報道部・溝井洋輔)

12年間皆勤だった(左から)新垣勝太郎さん、山内将弥さん、島袋園乃美さん、上間歩夢さん、本村愛乃さん=28日午後、読谷高校体育館

 読谷高校体育館で28日にあった卒業式のリハーサルで東盛校長から皆出席の賞状を受け取ったのは新垣勝太郎さん、山内将弥さん、島袋園乃美さん、上間歩夢さん、本村愛乃さん。

 新垣さんは「2月に39度の熱が出たが、気合を出して通いながら治し、やっと達成できた」と満足げな表情を見せた。

 熱を出しても、すべて休日という幸運があったという山内さんは「狙っていたのでうれしい。中学2年のときにお父さんから平日に映画に誘われたが、学校が楽しいからと断ってよかった」と笑顔で話した。

 感染症での欠席は除かれる。2回のインフルエンザ以外は皆出席を続けた本村さんは「最後の1年は意識していたが、思ったよりあっという間だった」と余裕の表情だった。

 県教育委員会によると、県立高校を今春卒業するのは全日制や定時制などを含め合計で約1万4千人。このうち12年間皆出席は34校の計73人(男子27人、女子46人)。中学からの6年間は329人(男子116人、女子213人)、高校3年間は990人(男子392人、女子598人)。