東京で2月25日に行われた「北方領土に関する全国スピーチコンテスト」(主催・独立行政法人北方領土問題対策協会)で、「南の島の思い 北の四島の希望に」と題して発表した北中城中1年の瀬底蘭さん(13)が最高賞に当たる内閣府特命担当大臣賞に選ばれた。沖縄県内から初の受賞。1日、沖縄県議会に新里米吉議長を訪ね、受賞を報告した。

最高賞の内閣府特命担当大臣賞に選ばれた瀬底蘭さん=1日、那覇市・県議会

 瀬底さんは昨年8月、同協会が主催する研修会に参加し、北海道根室市を訪問。「戦後71年たっても古里を思う気持ちは変わらない」という元島民の言葉が心に残った。米軍統治を経験し、復帰後も米軍基地に自分たちの土地が取られている沖縄と重なり、作文を書き上げた。

 コンテストでは沖縄と北方領土の歴史に触れながら「(沖縄は)北方領土と1番離れているからこそ、気持ちは1番近くにいたい」と訴え、返還と元島民らの幸せを願った。

 新里議長に報告した瀬底さんは「受賞のうれしさより、気持ちが会場の人に届いたと感じ、感動した」と喜びを語った。

 コンテストは全国の中学生5809人の中から、審査を通過した10人が約5分間のスピーチに臨んだ。