沖縄市倉敷の酪農家、島袋秀雄さん(72)の乳牛に先月、三つ子の子牛が産まれた。県酪農農業協同組合によると、1頭の乳牛から三つ子が誕生したのは沖縄県内で初めてといい、島袋さんは「ミラクルが起きた。酪農を始めて40年たつが、こんな経験はしたことがない」と喜んでいる。(中部報道部・比嘉太一)

1頭の乳牛から産まれた県内初の3つ子の子ウシと酪農家の島袋秀雄さん=2日、沖縄市倉敷

 3頭の子牛は2月6日午前4時半ごろ、ホルモン剤などの投与のない乳牛の母牛と、和牛の父牛の間に誕生した。すべて雌牛で、体重は約30キロ。父親譲りの茶色の毛並みが特徴だ。

 同組合の香村直参事は「通常、母牛から産まれる子牛は1頭。まれに2頭産むことはあるが、3頭は聞いたことがない」と驚く。

 島袋さんは「引退も考えている時に、牛から花束をもらった気分。3頭とも元気にすくすく育ってほしい」と目を細めた。