空手発祥の地・沖縄を国内外に発信する「沖縄空手会館」が4日、豊見城市に開館した。落成記念式典には、県内の道場主や空手団体、国内外の招待客が大勢参列し開館を祝った。特別道場では県無形文化財保持者4氏が奉納演武を披露、式典に花を添えた。式典参列者らは、展示施設にも足を運び、沖縄空手の歴史や貴重な資料を熱心に見入っていた。(写真部・下地広也、金城健太、渡辺奈々)

写真を拡大 県空手界待望の伝統空手・古武道を国内外に発信する沖縄空手会館=4日、豊見城市

沖縄古武道「前里のヌンチャク術」 仲本政博氏(79)

 古武道の先達たちが見守っている感じがして、高揚感があった。那覇西高など学校現場でも教えている。青少年に空手・古武術の素晴らしさを伝えていく。

剛柔流「約束靠基」 東恩納盛男氏(78)

 特別道場は神聖な場所で緊張感があった。「空手に先手なし」といわれる。自分から手を出さない謙虚な姿勢、和の心を伝えていきたい。

剛柔流「転掌」 比知屋義夫氏(86)

 転掌は腹式の呼吸法で鍛錬になる。演武でき感無量。中2で沖縄戦が終わり、その後空手を始めて60年以上になる。やってきて良かった。90歳まで続けたい。

上地流「三十六」 上原武信氏(87)

 精神統一し、無我の境地で型を打った。会館は空手のメッカとして世界に誇れる。沖縄空手を学べば、どんなつらいことにも耐えられる。精神性を伝えていきたい。