県立博物館・美術館の会場使用問題で、同館の指定管理者である沖縄美ら島財団の福地敬総務部長は9日、勉強会の利用を断った那覇市の東アジア共同体研究所の緒方修センター長を訪ね、「ミスが重なった。今後も利用してほしい」と謝罪した。緒方さんは「公共施設の代表的な博物館が貸さないと、各地の公民館まで倣う恐れがあり、公共の場での自由な言論は禁止ということになりかねない」と懸念を示した。

県立博物館・美術館

 福地部長と同館の現場トップの大城慧統括責任者は、孫崎享さんを講師に招いた勉強会は「政治的な活動に当たらないと判断している」と説明。館の利用基準の規程変更は検討している段階と説明した上で、決まっていない基準で適用日時も誤って判断してしまったとして陳謝した。

 緒方さんは、今回の勉強会は20日に沖縄キリスト教学院大学で開催すると説明。財団側は「今までも同館を広く県民に使用してもらっている。今後も利用してほしい」と述べた。