【金武・宜野座】米軍のUH1ヘリが8日のつり下げ訓練中にタイヤを落下させた事故で、米軍は9日、落下場所とみられる金武町中川区にある米軍提供区域内の茂みを引き続き捜索した。米軍関係者約20人が午前9時すぎから約4時間捜索したが、全員が何も持たずに引き揚げた。正午ごろには米軍ヘリ1機が捜索現場上空をホバリングした。

訓練場内の茂みの中で、落下したタイヤを探す米軍関係者ら=9日午後1時すぎ、金武町

 現場はフェンス外だが、約300メートルの場所に金武町ごみ処理場があり、日中は付近の道路をごみ搬入車両が頻繁に往来する。

 処理場で働く男性(57)は「昨日は、低空でホバリングしていたからおかしいと思った。これまでも、人がいてもお構いなしに付近でつり下げしていた。落下と知ってやっぱり怖いし、危ない」と話した。

 道路を挟んで中川区に隣接する宜野座村城原区の崎濱秀正区長(72)は「民間地のすぐ近くで起きた事故で、人命に関わる問題だ。つり下げ訓練も、民家に近い着陸帯ファルコンも撤去すべきだ」と憤った。