【宮古島】下地島空港への旅客ターミナル整備と航空路線の誘致で県と基本合意書を締結した三菱地所(東京都)の谷澤淳一取締役執行役常務らは9日、国際線就航に向け、香港や台湾と下地島空港を結ぶ路線開拓に力を入れる方針を明らかにした。宮古島市役所に下地敏彦市長を表敬後、報道各社の取材に応じた。

三菱地所が下地島空港に整備する旅客ターミナルの外観イメージ図(同社提供)

 距離的に近い東アジアの路線開拓を重視するとし、東南アジアについては距離的制約やビーチリゾートとしての競合が考えられるとして厳しいとの見方を示した。欧州各国と路線を持つ香港の路線開拓を機に、将来的には欧州の路線開拓にも意欲を示した。

 宮古空港とのすみ分けを重視し、県との連携を強調。国内線は格安航空会社(LCC)を中心に、就航を働き掛けるとした。

 プライベートジェットの受け入れでは駐機スペースが限られている那覇空港の代わりに、下地島空港を駐機場として活用する計画を明かし、那覇空港で富裕層を降ろして機体は下地島空港で預かる事例を示した。

 航空路線とクルーズ船を組み合わせて旅行を楽しむ「フライ&クルーズ」も構想していくとし、国際クルーズ船の拠点港として整備される平良港との連携に意欲を示した。

 旅客ターミナルは6月着工で来年10月開業予定。谷澤常務は「宮古島産の木材を利用してリゾート感あふれる内装にしたい」と話した。