去年、テレビのCMで有名になった「海の声」が大ヒットしましたね~。その時に桐谷健太君が弾いていたのが三線です。沖縄では毎年3月4日に三線の一大イベントが開かれるのですが、今回は私、松尾秀樹が大会のもようとその魅力を紹介したいと思います。

 本土では「三味線」が一般的です。実は沖縄の人が思っているほど、「三線」ってあんまり知られてないんですよ。実際、私も知りませんでした(笑)。なので、まず三線について調べました。

 

そもそも三線とは? 三味線とどう違うの?

これが沖縄の三線です

 あまり知られていませんが、本土の三味線のルーツは三線なんです。 三線の歴史は古く、今から600年以上前に作られた弦楽器です。中国との貿易が盛んだった琉球王国時代に、中国の「三弦」という楽器が沖縄に入ってきて三線の元になったと言われています。

 弦は3本。それぞれ太さが異なって音の高低が出せるようになっています。「胴」といわれる音を出す部分にニシキヘビの皮を貼っています。三味線は猫の皮を使うのですが、猫の皮は高級で値段が高いため、稽古用には犬の皮が使われています。

 大きさも違います。三線が約80センチなのに対し、三味線は約100センチもあります。三線の撥(ばち)は指先につける小さいものですが、三味線のは手で包み込むように持つかなり大きなものです。

三線の撥は指にはめて使います

 「さんしんの日」のパンフレットによると、三線は琉球王朝時代には、宮廷楽器として身分の高い人(しかも男性だけ)しか演奏できませんでしたが、時代の流れとともに一般庶民にも広く普及したといわれています。そして一日の終わりには、多くの家で三線の音色が響いていたそうです。

 そんな沖縄の歴史に根差した三線のイベントが「ゆかる日 まさる日 さんしんの日」なのです。