15日午後、沖縄県読谷(よみたん)村の米陸軍トリイ通信施設から普天間飛行場所属のCH53大型輸送ヘリがワイヤのようなもので木箱と車両をつり下げ、離陸する様子が計3回確認された。目撃者によると、いずれも海側から北に向かった。沖縄近海での訓練に使われ、海に投下された可能性がある。

トリイ通信施設近くの上空で木箱をつり下げて訓練するCH53ヘリ=15日午後3時前、嘉手納町屋良・「道の駅かでな」から撮影(読者提供)

 1回目は午後2時54分に離陸。つり下げていた木箱が揺れたため、スピードを落として安定するまでホバリングした。2回目は午後3時45分に木箱を、3回目は同52分に車両をつり下げて飛行した。

 トリイ通信施設に関連した米軍機によるつり下げ訓練は2006年12月、CH53が都屋漁港の護岸から約200メートルの海に廃車を落下させる事故を起こした。当時の安田慶造村長が司令官に訓練の中止を求めた。

 1965年には村内で行われていたパラシュート降下訓練でトレーラーが目標を外れ、小学5年生の女児が下敷きになって死亡する事故が起きている。