初公判が行われた那覇地裁の玄関前には鉄柵のバリケードが敷かれ、地裁職員や警察官が監視する物々しい雰囲気に包まれた。詰め掛けた市民からは「過剰警備だ」との声が上がった。

那覇地裁前に張られたバリケート=17日午前9時すぎ、那覇市樋川

 2月24日にあった3人の釈放を求める集会では、集会後に市民ら数百人が地裁敷地内になだれ込んだ。地裁は「円滑に裁判を進めるための警備だった」とコメントした。

 名護市辺野古の新基地建設に反対する女性(65)=那覇市=は、バリケードを見て「(2月は)敷地内で歌を歌うなど静かな集会だった。裁判所は市民の進入を警戒していると思うが、異常な光景」と眉をひそめた。三宅俊司弁護士は「弁護士になって30年余り。裁判所入り口にバリケードを作り警備したことは一度もなかった。裁判所が私たちを怖がっているということは、国も怖がっているということだ」と訴えた。

 一方、傍聴券の抽選は、地裁近くの中央公園で行われた。22枚の傍聴券を巡り381人が詰め掛け、倍率は17・3倍だった。