-昨年12月に一部返還された米軍北部訓練場で、その条件だったヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)建設の工事費や警備費が膨れ上がっているみたいだね。

 「六つのヘリパッドを建設する計画で、2015年までに二つのヘリパッドが完成したでしょ。沖縄防衛局は残り四つのヘリパッドや県道からヘリパッドにつながる道路の建設を昨年7月に始めたんだ。その工事で三つの会社と契約し、最初は計6億1300万円だったけど、今は新たな警備業務も加わり、59億770万円になっているよ」

 -えっー、ほぼほぼ10倍だね。どうしてなの。

 「那覇市の男性が法律に基づいて手に入れた資料によると、防衛局が契約を何度も変更し、そのたびに工事費が増えた。二つのヘリパッドを造るN1地区と呼ばれる場所の工事で約1億9千万円から約11億6千万円、G地区で約2億1千万円から約11億3千万円、H地区で約2億1800万円から約2億2千万円になっている。N1で9回、Gで8回、Hで1回の契約を変更している」

 「さらに、昨年9月に警備業務で二つの会社と契約した。昨年9月20日からの4カ月間で、計21億9千万円。その後、ことし3月31日までに契約を延長し、計12億円増えて、計33億9千万円になったんだ。約6カ月間なので、警備業務だけで1日平均1775万円を使っていることになる」

 -工事費が大幅に増えているのはなぜ。

 「少なくとも昨年7~9月の約3カ月間の警備業務や警備員待機所の設置など警備費用が追加された。また工事を早く終わらせようと、建設に必要な車や機械、材料などを民間ヘリコプターで60回近く空輸する費用も含まれている」

 「要するに建設に反対する人たちに工事を止められないよう警備を強化し、空から材料を運んだために、多くのお金がかかっているということだね。何が何でも工事を進めるんだという国の姿勢が表れていると言えるんじゃないかな」