元外務省国際情報局長の孫崎享さんを講師に招いた東アジア共同体研究所琉球・沖縄センターの勉強会「沖縄とトランプ大統領」の開催を巡り、県立博物館・美術館の会場使用が認められなかった問題で、孫崎さんは19日、那覇市内で会見し「政治的というだけで排除することは問題だ。政治は一般社会と全く無縁ではない」と批判した。

施設利用の判断基準を批判する孫崎享さん=19日午後、那覇市久茂地の東アジア共同体研究所琉球・沖縄センター

施設利用の判断基準を批判する孫崎享さん=19日、那覇市久茂地の東アジア共同体研究所琉球・沖縄センター

施設利用の判断基準を批判する孫崎享さん=19日午後、那覇市久茂地の東アジア共同体研究所琉球・沖縄センター 施設利用の判断基準を批判する孫崎享さん=19日、那覇市久茂地の東アジア共同体研究所琉球・沖縄センター

 孫崎さんは、博物館内のイベントが勉強会より優先されるのは理解できるとした上で、米軍基地を抱える沖縄では「政治の問題は県民の一番大きな関心になっている」と強調。「さまざまな考え方を取り入れたいという気持ちはどの県民よりも強い」と述べ、開催の妥当性を訴えた。今回の問題を契機に「今まで以上に沖縄の言論の自由の確保に役立てば。後退させてはならない」と力を込めた。

 主催者側は同館長に使用を認めないとした理由について回答を求めているが、返答はないという。

 孫崎さんは今後、同館が変更を検討する利用基準について「言論の自由を極力守ってほしい」と要望した。

 20日の勉強会は題を「トランプ政権と東アジア」に変え、沖縄キリスト教学院大学で午後1時半から開かれる。

施設利用の判断基準を批判する孫崎享さん=19日、那覇市久茂地の東アジア共同体研究所琉球・沖縄センター