沖縄とベトナムを舞台にした恋愛ドラマ「遠く離れた同じ空の下で」(下島三重子脚本)が20日午後2時5分から琉球朝日放送(QAB)で放送される。QABとベトナム国営放送(VTV)による合同制作で、沖縄とベトナムで撮影。県出身の宮城夏鈴さん演じるヒロインと、ベトナムの俳優クァン・スゥさん演じる留学生が沖縄で出会い、恋に落ちる物語。それぞれの家族が戦争の傷を負っているという社会的なテーマも含まれている。ガレッジセールのゴリさんや沖縄芝居の大御所俳優の吉田妙子さん、県内の舞台やテレビで活躍する新垣正弘さん、泉&やよいの喜舎場いずみさん、城間やよいさん、ゆうりきや~の城間祐司さんらのほか、ベトナムの俳優陣も出演する。

初の演技挑戦について語る宮城夏鈴=那覇市・沖縄タイムス社

那覇大綱挽をリポートする英里

緑の中を歩く英里(宮城夏鈴・左)とハイ(クァン・スゥ)のシーン。ロケーションの美しさもドラマの見どころのひとつ

那覇市のパレットくもじなど、県内各所で撮影があった

初の演技挑戦について語る宮城夏鈴=那覇市・沖縄タイムス社 那覇大綱挽をリポートする英里 緑の中を歩く英里(宮城夏鈴・左)とハイ(クァン・スゥ)のシーン。ロケーションの美しさもドラマの見どころのひとつ 那覇市のパレットくもじなど、県内各所で撮影があった

 県出身モデルの宮城夏鈴さん(24)はドラマ「遠く離れた同じ空の下で」の宮里英里役で初めて演技に挑戦した。作品に込めた思いを聞いた。

 -女優デビューはどうでしたか。

 宮城 何もかもが初めての現場。本番では体当たりで、その場であふれる感情やアクションを大事にしました。お芝居をうまくというより、私(宮里英里)でいようと。悲しすぎてリアルに泣き崩れるシーンもあって、後でベトナム側の監督に「悲しすぎるからもう少し軽い泣きで大丈夫」と言われて「あ、そうか、お芝居か」みたいなこともありました。あらゆることが難しかったですが、初めて挑戦できる機会をいただけた喜びは大きかったです。

 -沖縄とベトナムでのロケは。

 宮城 沖縄でのロケはほぼ毎日晴天で、観光地を回ったり海に行ったり、那覇大綱挽で撮影をしたり、私自身が気付かなかった地元の美しさや自然をすごく感じることができました。視聴者の方も画面を通して、沖縄の素晴らしさを再確認できるんだろうなーと、ロケ中に仕上がりをイメージしてワクワクしていました。ハノイは沖縄と多くの共通点を感じます。人の温かさや街の温かさを、映像を見て感じてほしいです。

 -恋愛が主題ですが、戦争にも触れるドラマになっていますね。

 宮城 この作品の台本を読んだ時から、すごくメッセージ性のある作品だな、と胸を打たれました。戦争を経験していない世代の一人として、同世代の方々にそのメッセージを恋愛ドラマの裏でどう伝えられるかということを常に考えていました。

 英里はリポーターなので、その点に関しては演技というより「ドキュメンタリーを撮っている、取材をしている」という気持ちでした。戦争について沖縄のおばあ、そしてベトナムのハイの父が語るシーンがあり、貴重な話をドラマを通して聞けます。

 今現在のベトナムも見られるので、ぜひぜひ世代関係なく見てほしい作品です。