沖縄県警石川署は4月1日から、恩納村内の国道58号の一部区間約5・5キロで、午後10時から翌午前4時までの6時間、夜間のバイク通行を禁止する。これまでも週末になるとツーリングを楽しむバイク集団の騒音が近隣住民の迷惑となっていたが、特に深夜帯のツーリングが増え、地域住民からは「バイクの音がうるさくて、テレビの音が聞こえない時もある」など騒音被害に悩む声が上がっていた。同署は住民らの要望を受け、さらに「事故防止にもつなげたい」としている。(社会部・山田優介)

恩納村の国道58号 夜間交通規制区間

 規制対象は、恩納交差点から瀬良垣北交差点までの旧道約5・5キロの区間。自転車を除く二輪車全般が対象で、違反した場合は原付きバイク5千円、それ以外のバイクは6千円の罰則が科される。規制区間内に居住するバイク利用者には通行許可証の携帯が必要で、同署交通課で申請できる。

 同署によると、直線道路の恩納バイパスに比べ、海岸線はカーブが多いためツーリングを楽しむ人々に人気という。通行量の多い深夜帯には、多いときで1日100台近いバイクが往来するといい、今回の規制で事故と騒音の両方を防止する狙いだ。

 同村恩納の大城典保区長(37)は、バイクの騒音には昔から悩まされてきたという。「通行規制はうれしいが、規制区間に含まれていない地域はどうなるのか。バイパスは通行可能だから、そっちの事故が増えるかもしれない」と心配する。

 交通規制が始まることを知らなかったという同村恩納の国道58号沿いに住む男性(26)は「警察が取り締まってくれたら、ゆっくり眠ることができる」と話した。