インド発祥の伝統医学アーユルヴェーダ医で日本アーユルヴェーダ・スクール校長のクリシュナU.K.さんを招いた特別セミナーが20日、宜野湾市内で開かれた。アーユルヴェーダ治療における食事、睡眠、運動の3本柱を基本に、薬草の服用やオイルマッサージなど暮らしの中で無理なく取り入れられる「アンチエイジング」の健康法を伝授。「太古から伝わる知恵には最先端の研究でその効果が証明されているものもある。楽しく前向きに、おもしろ半分にでも実践してみて」と語った。

すぐに試せるアーユルヴェーダの健康法を伝授するクリシュナU.K.さん

伝統医学に伝わる「老化防止」の健康法について、目的や実践方法に耳を傾ける受講者=宜野湾カルチャーリゾートフェストーネ

すぐに試せるアーユルヴェーダの健康法を伝授するクリシュナU.K.さん 伝統医学に伝わる「老化防止」の健康法について、目的や実践方法に耳を傾ける受講者=宜野湾カルチャーリゾートフェストーネ

 セミナーは開校3周年を迎えた那覇市天久のアシュヴィニ・アーユルヴェーダスクール(根間洋子代表)の記念イベントで、受講経験者ら135人が参加した。

 クリシュナさんは、1986年に来日、91年に岡山大学医学部で医学博士号を取得し、30年以上日本を拠点に世界各国でアーユルヴェーダの普及に取り組んでいる。

 「生命科学・寿命科学」を意味するアーユルヴェーダは、5千年の歴史に裏付けされた健康的な寿命を送るための英知が詰まった医学。今回テーマになった「アンチエイジング」は、アーユルヴェーダの内科、外科、小児科などを含む専門分野のうちの一つで、どのように老化を防止し、また老化現象と上手に付き合っていくかが伝えられてきたという。

 クリシュナさんは健康を維持・増進したり、病気を予防、回復させたりするには、「食生活と睡眠や運動のルールを守り、ハーブの服用など治療や手当てを受けることが大切」と説明。体力や適応力、抵抗力をつけることによって、「病気の人でも治療の効果を高めたり、回復を早める効果がある」と話した。

 最も重視する「食事」では、食べ物にこだわること以上に、「おなかが空いたら食べる、感謝の気持ちをもって食べる、食べ過ぎないなど、『食べること』自体の大切さを知って」と強調。生活する地域で古くから食されてきた伝統料理を取ることも「アーユルヴェーダを実践したことになるのではないか」と語った。