沖縄県は22日、2016年度の入域観光客数が17年2月までに799万700人に達し、15年度全体の793万6300人を上回ったと発表した。3月の入域観光客数が前年同月と同水準であれば16年度の実績は約870万人になり、過去最高を4年連続で更新する。県が目標に掲げていた16年度840万人は達成のめどが付いた。背景には、航空路線の拡充、クルーズ船の寄港増や通年運航を背景に外国客が増えたことがある。

(資料写真)観光客らでにぎわう首里城・守礼門前

 県が同日発表した2月の入域観光客数は63万7900人(前年同月比2・5%増)で、2月としての過去最高を更新した。前年同月を上回るのは53カ月連続。

 内訳は、国内客が全体の77・4%を占め、前年同月比2万1200人(4・5%)増の49万3800人。スポーツキャンプの見学や桜祭りなどのイベントで個人客の需要が好調だった。外国客は前年同月比5800人(3・9%)減の14万4100人。クルーズ船の寄港回数が12回(前年同月15回)にとどまった影響などで3カ月ぶりに前年同月を下回った。

 3月は、国内客は春休みの旅行需要で好調の見込み。外国客は、タイガーエア台湾が高雄(台湾)―那覇を新規就航することなどを背景に空路客を中心に好調の見通しだという。

 県は16日、沖縄観光の10年先の基本方向をまとめた第5次県観光推進基本計画を改訂し、これまで掲げていた「21年度までに入域観光客数1千万人、観光収入1兆円」の目標を「1200万人、1兆1千億円」へ引き上げている。