給与不正の発覚した南部水道企業団(沖縄県八重瀬町)の理事を務める城間俊安南風原町長は24日、同町議会3月定例会の一般質問で、親族の男性を同団に推薦し、採用されていることを明らかにした。また複数の職員によると、旧具志頭村長や同村出身の元企業長の身内など、4人ほどが就職していることが分かった。

南部水道企業団

 城間町長は事実関係を認めた上で「(親族を)推薦したが、採用するのは企業団だ」と答弁。質問した大城毅氏は「自分の親族を採用させたことが、不祥事の是正を遅らせてはいないか」と追及した。

 同団は職員数が23人と小規模なこともあり、独自の採用試験は行っていない。給水事業を行う南風原・八重瀬の両町が推薦した人物を面接する。一般論として「能力などは、推薦した町を信頼している。私的な考えで提案はしないはずだ」と話している。

 また、31日に任期を迎える現企業長の後任の月内選出は困難な見通しとなった。開催3日前の28日までに同団議員へ議案を説明する慣例があるが、人選の前提となる給与不正問題の報告書作成が間に合わない可能性が高いため。