政府の主張を書かせる。政策の不都合な側面を薄めさせる。今回の教科書検定では、そんな印象が一層強まった。教科書は国の広報誌ではない。 典型的なのが、安全保障関連法を巡る検定意見だ。集団的自衛権の行使に必要な新3要件について、詳しく書くことが求められた。 確かに国の主張を学ぶことも大切だろう。