2017年(平成29年) 11月25日

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辺野古で「なまからるやんどー」 沖縄・翁長知事、闘う宣言

 米軍普天間飛行場の移設先に名護市辺野古が浮上して20年余り、初めて沖縄県知事が新基地建設に抗議する市民の座り込み現場に足を運んだ。25日の県民集会で、翁長雄志知事は「撤回を力強く、必ずやります」。キャンプ・シュワブのゲート前でマイクを握り、宣言した。さらに声を張って「なまからるやんどー、なまからるやんどー(今からが本番ですよ、今からが)」。ゲート前で座り込みが始まって993日目。今か今かと待ち望んだ知事の姿に、ゲート前はこの日一番の喝采に包まれた。

集会参加者からの声援に応える翁長雄志知事=25日、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前

 「これから沖縄の新しい闘いが始まる」。朝から降り続いていた雨は午前11時50分、知事がマイクを手にする頃にはやんでいた。2014年の県知事選当選直後、正式就任前に訪れてから、約2年半ぶりのゲート前。やや緊張した表情で車を降りたものの、待ち受けた市民に握手を求められると、すぐに頬を緩ませた。

 影響力の大きさから自らの発言に細心の注意を払い、最近は「準備した原稿を読み上げるスタイル」(知事周辺)が定着していたという知事。だがこの日ばかりは、事前に用意していた原稿を読み上げることなく、会場の空気に委ねて思うがまま言葉を重ね、思い入れの強さをにじませた。話題は縦横無尽に広がり、インターネット上で流れる知事にまつわるデマにまで言及してみせた。

 「心」と口にするときは胸に、「決意」を示すときは上空に手をかざし、興奮ぎみに自らの思いをぶつけた。3千人余りの市民を前に「皆さんの顔を見て改めて決意を固めた」と力を込め、埋め立て承認の「撤回」表明に一気に踏み込んだ。

 辺野古違法確認訴訟の最高裁で県が国に敗訴して以降、知事の目には座り込みの市民が「若干元気がなくなっていた」ように映っていたという。だが、集会を終えて記者団に心境をこう明かした。「一人一人の拍手をみて、しっかり元に戻ったなという感じを受けた。新基地を造らせない先頭に立つのは知事だ」

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