アルコール依存症者でつくる自助グループ「県断酒連合会」と「県断酒協議会」が、14年ぶりの統合へ向けた初の合同全体例会を26日、うるま市の石川保健相談センターで開いた。関係者は「一人でも多くの酒害者を救うためには、県内の断酒会がまとまる必要がある。統合への一歩にしたい」と意気込んだ。

 それぞれ4、5月に開く定期総会に諮り、年内の統合を目指す。

 全日本断酒連盟に連なる断酒会は通常各県に一つ。県内でも一つだったが、2003年、活動方針の違いから二つに分かれていた。

 依存症回復には断酒が唯一の方法だが1人で継続するのは困難で、互いに支え合う自助グループへの参加が不可欠とされる。

 両会はそれぞれ会員が100人超だが、近年は減少傾向。活動目的や内容がほぼ同じ断酒会が二つあることに、戸惑う当事者も多かった。またアルコール健康障害対策基本法に基づく県の推進計画策定に向け、行政から統合の要望も強かった。

 ここ2年余り、両会の会長らが互いの行事に参加し合うなどして、統合の道を探ってきた。

 連合会の當眞悟嗣会長は「原点に立ち返り、一つの大きな力になって一人でも多くの酒害者をなくそう」、協議会の稲福正和会長は「毎月会合を持ってきた。県内の断酒に悩む仲間のため一つになって活躍したい」とあいさつ。両会から130人が参加し、最後に握手の輪をつくった。

 県内にはほかに、米国発祥の自助グループ「AA」がある。