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  • 安慶田前副知事は、八重山の教育事務所の所長人事にも介入か
  • 諸見里前教育長が県議会で証言。詳細は守秘義務があると伏せた
  • 前副知事の提訴は不当とし「教育の公正を守るための反訴」とした

 教員採用試験や教育庁幹部人事を巡る安慶田光男前副知事の介入疑惑で、諸見里明前教育長が27日、沖縄県議会文教厚生委員会(狩俣信子委員長)に参考人として出席し、新たな1件を含む計7件の介入があったと証言した。既に報じられている以外の人事介入について問われ、「八重山地区内の学校の校長を八重山教育事務所所長にするようにとの内容が1件あった」と述べたが、守秘義務があるとして詳細は伏せた。

文教厚生委員の質問に答える諸見里明前県教育長=27日午後、県議会

 安慶田氏が諸見里氏を名誉毀損(きそん)で民事訴訟を起こしていることには「全て事実であり、提訴は不当。沖縄の教育の公正を守るため反訴する」と述べ、来月にも訴えを起こす考えを示した。

 県議会は28日、百条委員会設置について各派代表者会議を開き、協議する予定。諸見里氏は、百条委が設置された場合「出席する」と明言した。

 県教育委員会に「告発文書」を提出した経緯については、県教委側から要請があったと説明。取り扱いも県教委に判断を委ねていたとし、文書を理由に訴えられたことは不当との認識を示した。

 介入を証言したことに関しては「なかったものとして扱われれば、同じようなことが繰り返され、教育行政の適正がゆがめられてしまうと考えた」と話した。

 その上で「口利きなどの事実を知っている人は複数いる」とし、当時から組織内で問題視されていたことを明らかにした。