2017年(平成29年) 12月13日

沖縄タイムス+プラス ニュース

沖展:異なるジャンルでダブル入賞 山里永作さん・與那嶺勝正さん

 浦添市民体育館で開催中の第69回沖展で、異なるジャンルに挑み、ダブル入賞を果たした作家が2人いる。山里永作さん(68)=那覇市=は絵画とグラフィックデザイン、與那嶺勝正さん(73)=南城市=は木工芸と漆芸。互いの健闘をたたえながら、次の制作に向けて激励し合った。

2部門でダブル入賞の山里永作さん(右)と與那嶺勝正さん=浦添市てだこホール

2部門でダブル入賞の山里永作さん(右)と與那嶺勝正さん=浦添市てだこホール

 山里さんは絵画部門で「サンリー・ヨンツォー」名で出した抽象画「孤島のうむい」がうるま市長賞を受賞した。何度か落選していたが、自分の名前の中国語発音を作家名にして出品した2013年に入賞。以降、雅号に使っている。「沖縄は今、暗い状況。琉球孤島の思いを表現したかった」という。

 一方、本名で出品しているグラフィックデザイン部門は、植物図鑑のように写実的なボタニカルアート「うちなー花蝶図」が奨励賞を受賞。「抽象と具象、相反する世界がいい。今後も両方続けたい」と話す。

 與那嶺さんは約50年住んで職人をしていた大阪から帰省し、14年から自身のアイデアを体現した作品を相次いで出品している。

 今回は木工芸部門でケヤキのウレタン仕上げの「応接テーブル」が沖展賞、漆芸部門でクワディーサー(モモタマナ)を生漆で拭いた「菓子器」がうるま市長賞をそれぞれ受賞した。

 だが「実は彫刻もやっています」と笑う。昨年、一昨年の沖展は3部門に出品し、木工芸で入賞、ほか2部門は入選だった。「モノ作りをやっていると、あれもこれもやりたくなる。また精進したい」と決意を新たにしていた。

沖展開催70周年を記念して、ウェブサイトを公開。これまでに開催された展覧会の図録を閲覧いただけるよう、デジタルアーカイブとして公開します。 >>「沖展オフィシャルサイト」

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