米軍基地建設反対運動に絡んで逮捕、起訴され5カ月ぶりに保釈された沖縄平和運動センターの山城博治議長(64)。勾留中だった山城議長には、400通を超えるはがきや手紙が届いた。重ねると厚さ11センチにもなる。「拘置所では1人ですが、外の世界では決して1人ではありません。博治さんは私たちとともにあります」。励ましの言葉が全国各地や遠く米ニューヨークからも寄せられた。

勾留中に山城博治議長に送られた400通以上の励ましのはがき

 内容は「山城さんは皆の希望です」「世界中から、日本中から山城さんを見ています」という激励が中心。「ヒロジさん、しっかりごはんを食べてますか ストレッチ頑張ってますか」と体調を気遣うものや、バレンタインデーには「せめて写真でチョコレートを」とユーモアをきかせた絵はがきも届いた。

 「私たちの無関心が沖縄の現在(いま)をもたらしていると思います。本当にすみません」「博治さんであればどうするかを考えながら、戦争国家づくりを許さない闘いを私たちの足元から取り組んでいきます」など、自省の文章もあった。

 はがきや手紙は名護署、那覇拘置支所宛てに届いたが、接見禁止処分のため山城議長が読めなかった。

 処分が解除され、初めて目にしたのは保釈された3月18日の朝。夕方まで1枚1枚、丁寧に読み込んだ。

 「しなやかに、ゆるやかに、時には毅然(きぜん)として」と書かれたはがきには号泣した。

 山城議長は「抗議行動で自分が何度も口にしている言葉。平和運動の形がしっかりと受け継がれていることがうれしかった。一つ一つに感謝いっぱい。ありがとう」と語った。(中部報道部・比嘉太一)