寝具の企画・販売や「眠りの駅」の店舗経営などを手掛けるファーストラインの大城勇社長(42)は3月29日、沖縄県内の児童養護施設を巣立つ19人全員に枕、敷布団、掛け布団の寝具一式を県社会福祉協議会を通じて贈った。自身も児童養護施設出身の大城社長は「不安の中、社会に出て新生活を始める後輩たちにぬくもりが届くとうれしい」と願いを込めた。

寝具一式を贈ったファーストラインの大城勇社長(左から2人目)と、寄贈を受けた県社協の湧川昌秀会長(同3人目)=3月29日、那覇市・県社会福祉協議会

 2015年から毎年寝具の寄贈を続け、3回目の本年度は県内6カ所の19人全員に贈られる。寄贈を受けた退園者は計66人となる。

 大城社長は小学4年から中学3年までの6年間、与那原町の愛隣園で育った。15歳で退園した際、寝具をそろえられず、役所の手続きなどもわからないなどの苦労が多かったという。「これからも後輩に愛を届けていきたい」と話した。

 県社協の湧川昌秀会長は「卒園する児童が応援されていると実感できる温かい贈り物。積極的な社会貢献に敬意を表したい」と感謝した。