名護市辺野古の新基地建設工事で、沖縄防衛局が長島と辺野古崎間の海底に沖縄県への申請とは異なる「鉄板アンカー」を沈めた件で、防衛局は30日、本紙の取材に、「岩礁破砕許可申請時の内容に沿ったもの」と回答。設計変更などは必要なく、手続きに問題ないとの認識を示した。県は、鉄板アンカーは埋め立て承認願書に記載されていないとして問題視している。

汚濁防止膜設置に使用するとみられる鉄板アンカー=27日、名護市辺野古沖(ダイビングチーム・レインボー提供)

 防衛局は、鉄板アンカーの使用目的について、自立型汚濁防止膜設置のためと認めた。県への申請ではアンカーに使用するのは「H形鋼」としていたことについては、「あくまで標準的な汚濁防止膜の構造図を示したもの」と解説。岩礁破砕の許可は、「アンカーの形状等をもってされたものではない」として、鉄板アンカー使用にあたり、新たな手続きは必要ないとの考えを示した。

 鉄板アンカーの使用は「サンゴを避けるため」と説明。撤去など県が何らかの指導をした場合の対応について「仮定の話への回答は控えたい」と言及を避けた。