2017年(平成29年) 12月17日

沖縄タイムス+プラス ニュース

辺野古で声を上げ続ける「今日も明日もあさっても…」 座り込み1000日

 沖縄県名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前で、新基地建設に抗議する市民が座り込みを始めて千日を迎えた1日、「基地の県内移設に反対する県民会議」の呼び掛けで集会が開かれ、約600人(主催者発表)が「勝つまで諦めない」と決意を新たにした。この日、県の岩礁破砕許可期限が切れたが、国は工事強行の方針を崩していない。参加者は、翁長雄志知事が明言した埋め立て承認の撤回に期待し、「違法な工事はやめろ」とシュプレヒコールで気勢を上げた。

座り込み行動千日でゲート前に集まり、新基地建設反対を訴える参加者=1日午前10時半すぎ、名護市辺野古のキャンプ・シュワブゲート前

 座り込みは2014年7月、国が新基地建設に向けた工事を始めたのをきっかけに開始。ゲート前に設置したテントでメンバーが寝泊まりし、工事車両の出入りを警戒している。

 座り込み千日となったことに、県民会議の高里鈴代共同代表は「今日も明日もあさっても一日一日を重ねて、確実に工事を止めていく」と強調。「戦争につながる基地の建設を中止するため毎日100人、200人が集まり、明日からまた頑張ろう」と呼び掛けた。岩礁破砕許可を巡っては今後、県と国のさらなる訴訟や知事の埋め立て承認の撤回などの動きが予想される。

 「知事が埋め立て承認を撤回したら、大規模な県民大会を開こう」。集会前、ヘリ基地反対協の安次富浩共同代表は参加者に訴え、「県民は決して諦めないという日米両政府へのメッセージになる」と述べた。

 この日、午後4時までに基地内に進入する工事車両はなく、海上工事の作業も確認されなかった。

■沖縄防衛局作業せず 県は監視継続

 名護市辺野古の新基地建設を巡り、工事で海底の地形を変える際に必要な岩礁破砕許可の期限が切れた1日、県は米軍キャンプ・シュワブ沖で岩礁破砕を伴う工事が実施されていないか確認した。この日は防衛局による作業はなかった。県は工事の実施が見込まれる3日も漁業取締船「はやて」を周辺海域に出し、海上と陸上から監視し、調査する。

 県は岩礁破砕の可能性があるコンクリートブロック投下などを確認した場合、調査のため臨時制限区域内への立ち入りを米軍へ要求する方針だ。

 はやては午前9時に停泊している糸満漁港から出港し、午前10時30分ごろキャンプ・シュワブ沖に到着した。臨時制限区域には近づかず、近くても約300メートルの距離を保った。県水産課の7人の職員が海上から双眼鏡などを使い、午後1時半までの約3時間、現場の様子を確認した。辺野古新基地建設問題対策課の職員も陸上から監視した。

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