沖縄県の北大東中学(北大東村)を3月に卒業した生徒6人が開発した日焼け止めクリームが人気だ。コープ九州のカタログ販売で250万円を売り上げ、コープおきなわは定番商品に採用した。全員で知恵を出し合い、保湿効果が高いとされる北大東島特産の月桃を使ったクリームを提案。東京の化粧品製造業などの業者と話し合いを重ね、半年かけて完成した。親元を離れ、高校に進学する生徒たちは「自信につながった。いろんなことに挑戦したい」と満足げな表情で話した。

仲間と協力して開発した「サンウィンUVジェル」をPRする北大東中を卒業した生徒ら=1日、那覇市・コープあっぷるタウン

北大東中の生徒が開発した「サンウィンUVジェル」

仲間と協力して開発した「サンウィンUVジェル」をPRする北大東中を卒業した生徒ら=1日、那覇市・コープあっぷるタウン 北大東中の生徒が開発した「サンウィンUVジェル」

島特産の月桃を活用

 高校進学で北大東島を離れる生徒たちに自立心を持ってもらうキャリア教育の一環として、昨年9月から商品開発に取り組んだ。コープおきなわと化粧品製造・販売のジャパンビューティープロダクツ(東京)が協力。

 当時の3年生全員の6人が、企画書作りから成分配合、商品名の考案、製造、販売まですべて取り組み、マーケティングの一貫した流れを学んだ。ジャパンビューティーの福島工場にも足を運び、製造工程も確認した。

 身近にある月桃で北大東島を盛り上げようと成分の一つに選んだ。県産シークヮーサーなどの自然由来の成分にこだわり、子どもでも使えるようにした。

250万円売り上げ

 商品名は「サンウィンUVジェル」。太陽に負けないようにとの思いを込め、紫外線防止基準をSPF50+、PA++++と高くした。

 卒業式の日の3月11日に発売。コープ九州のカタログ販売では3月号だけで250万円を売り上げた。コープおきなわは定番商品として、各店舗で販売している。

 4月1日には那覇市のコープあっぷるタウンで、店頭販売も体験。販売目標の100個を5時間で売り切った。

 沖縄本島の高校に進学する比嘉紗利奈さん、染井充希さんは「一から商品を作り上げるのは大変だったけど、充実した達成感がある。高校でもいろんなことを頑張りたい」と笑顔で話した。