【平安名純代・米国特約記者】世界で活躍する写真家らの作品約3千点を一堂に集めた国際写真展「エイパッド・フォトグラフィー・ショー」(主催・国際写真美術商協会)が3月30日から2日まで、米ニューヨークで開催された。沖縄からは石川真生さん、石川竜一さん、平敷兼七さんらの作品が展示された。沖縄から参加した真生さんは、アート関係者や来場者から「ワンダフル」と熱い歓迎を受け、欧米メディアも注目するなど国際的な評価を高めた。

米ニューヨーク市内で開催された写真展「エイパッド・フォトグラフィー・ショー」に作品を出品した石川真生さん(右)=3月31日

 真生さんは、ブースを訪れたアート関係者ら一人一人に作品の時代背景などを丁寧に説明。「マオ・イシカワの作品に注目していた」と話すフランスの美術専門家や、世界的に有名な一流ファッション誌「ボーグ」のイタリア版が真生さんの作品を写真付きで紹介する特集記事を電子版で掲載するなど、国際的に高い反響を呼んでいる。

 真生さんは渡米直前に進行度の高いがんと診断されたが、「被写体となった米兵の国の人たちにも作品を見てほしい」と渡米を決行。ニューヨークの出版社「セッション・プレス」が600部限定で刊行した写真集「赤花 アカバナー、沖縄の女」の出版記念即売会なども精力的に行った。

 同写真展に真生さんらの作品を出品した画廊「ナップ・ギャラリー」(東京)のディレクター、松本綾子さんは「日本では、日本人が撮った沖縄の写真は評価されるのに、沖縄の写真家の作品はなかなか評価されない。だから海外の人に見せたいと思った」と参加の動機を説明した。