琉球王府の圧政に抵抗した地域の英雄オヤケアカハチの遺徳をしのぶ「アカハチ慰霊祭」が旧暦3月3日の3月30日、沖縄県石垣市大浜の崎原公園であった。老人会や婦人会、大浜小学校の5年生60人など多くの住民がアカハチの偉業をたたえ、地域の誇りとしてその勇士を再確認した。

オヤケアカハチの遺徳をしのび多くの地域住民が参加した「アカハチ慰霊祭」=石垣市大浜・崎原公園

 神司の願いに始まり、参加者全員で手を合わせてアカハチを供養。大浜公民館の長浜寛館長は「地域住民の支えで豪華な花も飾り、素晴らしい慰霊の場になった」と感謝。児童らにアカハチの遺徳を学ぶよう呼び掛けた。

 地域史に詳しい廣田辰雄さんの講話では、琉球王府の厳しい要求に対し、地域のために立ち上がり最後は滅ぼされたアカハチの偉業を解説。その勇気ある行動を誇りにしようと語った。前津英次さん(76)は「アカハチの偉業を子どもたちに伝え、大浜地区を支える人材に育ってほしい。村の結束を図っていければ」と期待した。

 15日午後5時からは「アカハチ祭り」を予定。親子で楽しめるアトラクションや舞台がある。(奥沢秀一通信員)