2017年(平成29年) 11月21日

沖縄タイムス+プラス ニュース

警察官の腕かんだ疑い、シュワブで基地抗議の女性 別の1人も「境界線越えた」と拘束

 沖縄県警は6日、米軍基地に反対する集会参加者が、基地内へ侵入したり警察官にけがを負わせたりしたとして、刑事特別法違反や公務執行妨害などの疑いで男女計3人を逮捕した。3人は容疑を否認している。うち2人は基地との境界を示すイエローラインを越えたとして米軍に身柄を拘束された。識者は「明確な侵入ではなく、ラインを越えただけで拘束する必要があるのか」と疑問を呈している。

(資料写真)米軍キャンプ・シュワブ

「仲間を返せ」とシュプレヒコールで抗議する市民=6日午前、名護市辺野古・米軍キャンプ・シュワブのゲート前

(資料写真)米軍キャンプ・シュワブ 「仲間を返せ」とシュプレヒコールで抗議する市民=6日午前、名護市辺野古・米軍キャンプ・シュワブのゲート前

 宜野湾署は普天間飛行場野嵩ゲート前で抗議していた無職の男性(84)=那覇市=を刑特法違反の疑いで逮捕した。県警によると、男性は「基地への侵入には当たらない」と話しているという。

 一方、名護署は名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブ内に侵入したとして刑特法違反の疑いで女性を逮捕した。

 また、ゲート近くで警備に当たる女性警察官の右前腕部をかんでけがを負わせたとして、別の女性を公務執行妨害と傷害容疑で現行犯逮捕した。車道への飛び出しを制止していた警察官は長袖の上から腕をかまれ、内出血したという。逮捕の女性2人は容疑を否認した上で、調べに黙秘し、住所や氏名、年齢は不詳。

 県警警備1課によると、刑特法違反容疑の男女2人は、イエローラインを越えたため、米軍の日本人警備員が身柄を拘束。県警が憲兵隊から引き渡しを受け、緊急逮捕した。米軍側は再三、ラインを越えないように警告していたという。

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