清明(シーミー)入りして最初の週末となった8日、沖縄県内各地の霊園や墓地では家族が集まり、思い思いに先祖を供養した。那覇市の識名霊園では、午前中から家族連れが墓にテントを張り、墓前に料理を供えて手を合わせたり、お金に見立てた「ウチカビ」を燃やしたりして弔っていた。

清明入り初の週末、墓前で供え物を囲む親族=8日、那覇市識名(渡辺奈々撮影)

 同市楚辺の嘉陽宗治さん(67)は、母やきょうだい、息子ら3世代10人で集まった。重箱や手作りの料理、果物を囲みながらお互いの近況や先祖の思い出話をした。「シーミーは家族が集まる数少ない機会。ご先祖に感謝したい」と笑顔で話した。

 晴天が広がった県内はこの日、気温が上昇。気象庁によると、最高気温が那覇市で27度まで上がるなど、県内28の観測所のうち24地点で今年最高となった。9日も日中は晴れ、気温は高くなる見込みだという。