久しぶりの青空だから屋上へ遊びに行くか―。約10年前、沖縄県名護市内のビルに設置された巨大な「オキナワキノボリトカゲ」の模型は景色に溶け込み、街のシンボル的な存在になっている。

ビルの外壁に設置された「キノボリトカゲ」=沖縄県名護市城区

 模型の体長は約10メートル、体重およそ2トン、体の厚みが約1・5メートル。取り付けたのは名護看板店の我如古信一さん(55)。我如古さんによると、当時のビルのオーナーがキノボリトカゲが好きで、台湾で作らせた模型の設置を依頼してきた。

 設置当日、頭や胴体、手足など4分割されたパーツが届いたが「屋上で組み立てて初めてトカゲだと分かった」という(我如古さん)。

 城区出身で、設置当時の様子を知っているという久場修さん(61)は「トカゲが壁に登場した時は驚いた。最初は緑色が目立ったが、茶色を帯びてきたようだ。オスからメスに変わったのかな」と笑顔を見せた。(玉城学通信員)