沖縄県の米軍キャンプ・ハンセン内で恩納村が進める安富祖ダム工事現場で、銃弾のような物が見つかり、近くの水タンクや日本人作業員の車などに傷がついていたことが14日、分かった。沖縄防衛局によると米軍の流れ弾の可能性があるという。

米軍キャンプ・ハンセン内の安富祖ダム工事現場のゲート前。工事車両や水タンクを米軍の流れ弾が傷付けたとされる=14日午後8時53分、沖縄県恩納村安富祖

米軍キャンプ・ハンセン内の安富祖ダム工事現場のゲート前。工事車両や水タンクを米軍の流れ弾が傷付けたとされる=14日午後8時53分、沖縄県恩納村安富祖

恩納村側の米軍キャンプ・ハンセン(資料写真)

米軍キャンプ・ハンセン内の安富祖ダム工事現場のゲート前。工事車両や水タンクを米軍の流れ弾が傷付けたとされる=14日午後8時53分、沖縄県恩納村安富祖 米軍キャンプ・ハンセン内の安富祖ダム工事現場のゲート前。工事車両や水タンクを米軍の流れ弾が傷付けたとされる=14日午後8時53分、沖縄県恩納村安富祖 恩納村側の米軍キャンプ・ハンセン(資料写真)

 同日、沖縄防衛局が恩納村から連絡を受けて発覚。防衛局によるとけが人はいない。見つかった銃弾のような物はいずれも米軍が回収し、事実関係を調査しているという。防衛局は在沖米海兵隊に抗議し、原因究明と再発防止を求めた。

 銃弾のようなものが見つかったのは、ハンセン内にある同村発注のダム工事現場。6日は現場にあった水タンクに穴が開き、タンクの中から長さ数センチ、直径数ミリの銃弾のような物が見つかった。

 13日は作業員が止めていた車両に傷がついており、近くに同サイズの銃弾のような物が落ちていた。

 石川署によると14日午後3時ごろ、同村から「弾らしき物が発見された。調査して連絡する」との通報があったという。

 県警幹部は、車両の被害状況について「穴は空いておらず、傷の特徴から弾痕と断定できていない」という。流弾による被害かどうかについては「事実関係をしっかり調べる必要がある」として、現場での捜査が必要との考えを示した。

 ハンセンに近い金武町の伊芸区では2008年12月、住宅に止めていた乗用車のナンバープレートから流弾とみられる50口径の銃弾が見つかる事件があった。米軍は「最近の訓練とは関係ない」と認めず、真相は究明できなかった。