交通安全のお守りを作り続けて約20年。沖縄県うるま市石川地区の宮森、城前、伊波の3小学校の新1年生に贈るため、市石川白浜の玉城弘子さん(90)は今年も約400個を作製した。

作ったお守りを手にする玉城弘子さん=10日、うるま市石川白浜

 「子どもたちがけがをしないように」と願いを込めて、手作業で塩の入ったアサリの貝に色とりどりの生地を貼り、ビーズや鈴で飾り付けた。昨年12月ごろから本格的に作り始め、1日に20個ほどのペースで完成させた。これまでは毎年、500個以上作ってきたという。

 20年前にボランティアで始めた交通街頭指導員の活動がきっかけだった。子どもたちの安全のために何かできることはないかと考えた時、たまたま知人が持っていた手作りの貝のお守りを見て「これなら私にもできそう」と思い立った。

 数年前に足を悪くして以来、近頃は一人で材料を買いに行けないことが悩みだった。めいっ子ら周囲の協力を得ていたが「気兼ねしちゃうね。お守り作りは今年で最後にしようかな」と寂しげだ。「お守りをあげた子どもたちからの喜びの手紙を励みに、ここまで作ってこられたよ」と目を細めた。