【大宜味】村喜如嘉の農村環境改善センターで6日、沖縄戦で亡くなった特攻隊員の寺内博少佐=当時(20)=の慰霊祭が行われた。戦後72年を迎え、参加した区民や児童が不戦を誓った。

慰霊碑の前で戦争体験者の話を聞く子どもたち=6日、大宜味村喜如嘉・農村環境改善センター

 寺内少佐は米軍機の攻撃を受け1945年4月6日に死亡。翌7日に喜如嘉の浜に漂着した遺体を、区民が回収し村内に埋葬した。それに感謝した遺族と区民の交流が始まり慰霊祭も行われるようになった。少佐の妹で歌人の浅野綾子さんは感謝と鎮魂の意を込め、2012年に歌碑を同センターに建立した。

 今年は村内の学童クラブの子どもたちも平和学習の一環として参加。指導員の上原美香さん(44)は「孫やひ孫の世代の子どもたちは、大宜味でも戦争があったことを知らない。風化させないように伝えていきたい」と話した。