16日に告示されたうるま市長選。市内は選挙ムード一色となった。今後の市のかじ取り役を決める決戦に、前県議の山内末子さん(59)と現職の島袋俊夫さん(64)が支持拡大を訴え、奔走している

▼来年の県知事選の前哨戦にも位置付けられ、両候補とも政党挙げた応援で国政選挙並みの様相だ。前回(2013年)は無投票だったことから8年ぶりの選挙で、地域の課題や声を反映させる重要な機会でもある

▼05年に2市2町が合併して12年。各地域の特性を生かした地域振興はどうだったのか。これまでの市政運営に対する評価に加えて、子育て支援や教育・福祉、経済振興策などが争点となる

▼「地域によって開発が偏っているので変えてほしい」「このまま安定したうるま市を運営してほしい」。各地域から聞こえてくる声もさまざま。幅広い課題を解決する強いリーダーシップが求められる

▼どんな選挙でもそうだが、候補者を選ぶにはその政策を知ることが大切だ。有権者は政策を点検する目を持つことが必要で、候補者は政策を分かりやすく丁寧に説明することが肝心だろう

▼20日から「三日攻防」に入る。若者の政治への関心の低さが指摘されるが、選挙は暮らしと直結する。市政に望むことは何か。どの世代にとっても、その意思表示が地域を見つめ直す機会にもなる。(赤嶺由紀子)