沖縄県名護市辺野古の新基地建設で、政府は埋め立て工事の第一段階となる護岸工事の着手を週明けに延期した。防衛省幹部によると工事海域の波が高く作業に着手できる状況にないという。一方、23日投開票のうるま市長選への影響を避けるためとの見方もある。

沖縄県名護市辺野古沖

 沖縄防衛局は14日までに汚濁防止膜の設置を終え、当初、17日の週に護岸工事に着手する方針だった。だが、先週から今週にかけ工事海域の波が高く、護岸の基礎となる捨て石を作業船で投下する作業に着手できていないという。

 また、政府内にはうるま市長選への影響を懸念する声もある。本格的な埋め立て工事に着手すれば、県民から強い反発が出るのは必至で、選挙への影響回避を狙い、24日以降に延期したとの見方もある。

 防衛局は米軍キャンプ・シュワブ北側の「K9護岸」と呼ばれる場所で工事を開始する方針。護岸の基礎となる捨て石と、捨て石を固定するための被覆ブロックを海底に投下する予定。

 現在、K9護岸近くの海岸では護岸工事で使用する仮設道路を建設するため重機で栗石を敷き詰めたり、鉄板を敷く作業が進んでいる。