インド北東部ナガランド州出身で、世界的に著名な平和運動家ニケツ・イラルさん(80)が19日、沖縄県名護市辺野古や東村高江を訪れ、新基地建設や米軍ヘリパッド建設に反対する住民らと交流した。

新基地建設に抗議する人々らと対話するニケツ・イラルさん(中央)と妻のクリスティンさん(左)=19日午前11時半すぎ、名護市辺野古

 ニケツさんは「歴史や経験から知識を得た沖縄の非暴力運動は賢明で、学ぶことが多い」と指摘。人間の尊厳や貴重な環境を守るという意思は多くの人が理解できると共感し、「今の日本を知るには、沖縄を知る必要があると世界に伝えたい」と話した。

 ナガランドはミャンマーやチベット、ブータン、ネパール、バングラデシュと隣接し、分離独立や民族主義運動を経て1963年に州となった。ニケツさんは政治的に抑圧されてきた歴史など、沖縄と共通する部分が多いと感じたという。

 笹川平和財団の招待で来日。沖縄のほか、長崎で長崎大学核廃絶センターなどを視察する。妻のクリスティンさん、ドキュメンタリー映像作家のネイトヌオ・トゥンゴエさんが同行し、ドキュメンタリー映画を製作するという。