陶芸家・相馬正和さんが読谷村座喜味に窯を構えて38年になる「陶眞窯」。その隣に昨年5月、次男の正尚(27)さんが、やちむんギャラリーとピザを中心としたイタリア料理の店をオープンした。シーサー噴水のわきを通って店内に入ると、2階に吹き抜ける広々した空間に作品の数々が訪れる人の目を楽しませる。

手作りのシーサー石窯で焼き上がったピザ「窯焼き 島野菜」(右)と「バターチキンカレー&ガーリックチーズピザ」(左)。

広々とした空間に陶眞窯の作品が並ぶ店内=17日午後、読谷村座喜味・「やちむん&カフェ群青」

やちむん&カフェ群青の場所

手作りのシーサー石窯で焼き上がったピザ「窯焼き 島野菜」(右)と「バターチキンカレー&ガーリックチーズピザ」(左)。 広々とした空間に陶眞窯の作品が並ぶ店内=17日午後、読谷村座喜味・「やちむん&カフェ群青」 やちむん&カフェ群青の場所

 25年間続いた那覇市壺屋通りのギャラリー「群青」を移転・拡充。コンセプトは「見てワクワク 食べておいしい 楽しめる空間」。陶芸体験と飲食のセットや、ゲストルームを併設し、楽しみ方も増えた。屋上はライブがあるとステージに様変わりする。

 正尚さんは「うちは陶器ありきの料理」と言い切り、陶器が映える料理の色使いにこだわりを持つ。ティラミスやスムージーの器は赤や青などの色彩が、そのかわいらしさを引き立たせる。おすすめ料理はピザ。外はサクサク、中はもっちりした食感が特徴で、秘訣(ひけつ)は親子で手作りしたシーサー石窯。3~4日発酵させた生地を、まきを使って350度の火力で1分余りで一気に焼き上げる。

 「窯焼き 島野菜」(税抜き1100円)は彩り鮮やかな旬の野菜が満載。ピーマン、ズッキーニ、オクラなどがトマトソースと合う。「バターチキンカレー&ガーリックチーズピザ」(1250円)も人気で、甘みと酸味があるカレーが味わい深い。「ゴルゴンゾーラ・蜂蜜」(1300円)は3種のチーズとハチミツの甘みが癖になる。

 デザートピッツァの「洋梨黒糖」(900円)は、少し焦がした黒糖の苦みがアクセントで、女性や外国人がよく注文するという。陶器とピザの種類も豊富で、本島南部からのリピーターも多い。(中部報道部・溝井洋輔)

 【お店データ】読谷村座喜味2898の21。営業時間は午前10時~午後7時(ピザは午前11時~ラストオーダー午後6時半)。定休日は水曜日。25席。屋上のステージではジャズや沖縄民謡などのライブが不定期に開かれる。電話098(927)9167。