沖縄県西原町の産業廃棄物処理業者「ドリームコーポレイション」が同町小那覇に長年放置している約11万個の廃タイヤについて、県環境整備課は21日、業者に代わって撤去する行政代執行に着手した。廃棄物処理法に基づく県の代執行は初めて。

重機を使い、廃タイヤの撤去作業が進められた=21日午前、沖縄県西原町小那覇

 野積みされた廃タイヤは約800トン。1日平均約3トンの廃タイヤを搬出し、12月までに6割を撤去する計画という。撤去にかかる費用は約2500万円を見込んでおり、確定次第、業者に請求する。

 同課の松田了課長は「春先から秋にかけて蚊が異常発生するなど生活環境保全への支障が長期にわたり続いていたため、代執行に踏み切った。業者に原状回復の責任がある。当然、費用を求める」と話した。

 2009年ごろから廃タイヤの放置が始まり、県は10年に業者の許可を取り消した。