2017年(平成29年) 11月22日

沖縄タイムス+プラス ニュース

米軍、嘉手納基地で6年ぶりパラシュート訓練 町長反発「合意なぜ守られない」

 沖縄県の米軍嘉手納基地で24日午前、パラシュート降下訓練が実施された。2011年5月以来6年ぶり。午前7時45分ごろ、同基地所属のMC130特殊作戦支援機が高度約3千メートルの上空から八つのパラシュートを降下。この日は2時間に計5回、30人が降下した。

降下訓練を行う米兵=24日午前8時7分、嘉手納町嘉手納

 1回目の降下では同基地北側の上空からパラシュートを開いた兵士が、ゆっくりと揺れながら連なるように降下。7時52~53分にかけて滑走路に相次いで降りる様子が嘉手納町役場屋上から確認された。

 基地周辺住宅への被害を懸念する嘉手納町などは反発を強めている。

 嘉手納町役場屋上で視察した當山宏町長は「嘉手納基地はパラシュート訓練をする基地ではない。伊江島で実施すると日米合意しながら守られないのが大きな問題だ。私たちの意向が無視されて強行されたことは極めて遺憾」と批判した。

 沖縄市と嘉手納町、北谷町でつくる「嘉手納飛行場に関する三市町連絡協議会」(会長・桑江朝千夫沖縄市長)は嘉手納町役場の屋上と、道の駅かでなで目視調査した。沖縄県基地対策課の職員も町役場屋上から訓練の様子を確認した。

 嘉手納町議会基地対策特別委員会(當山均委員長)は24日午前、緊急の委員会を開き、嘉手納基地でのパラシュート降下訓練の禁止を求める意見書案と抗議決議案を全会一致で可決した。

 委員会では、日米合意が守られていないことへの批判や、伊江島の天候を理由にした嘉手納基地での訓練の既成事実化に懸念の声が相次いだ。

 また委員会は、嘉手納小学校正門前に19日午前7時20分の登校時に米海兵隊の大型車両が誤って進入したことにも抗議することを確認した。

これってホント!? 誤解だらけの沖縄基地
沖縄タイムス社編集局編
高文研
売り上げランキング: 24,236

あわせて読みたい

関連リンク

沖縄タイムス+プラス ニュースのバックナンバー

アクセスランキング

ニュース 解説・コラム
24時間 1週間
24時間 1週間

注目トピックス