米CNNのデジタルビデオネットワーク部門で、SNSを中心にドキュメンタリー番組を制作・配信する「グレート・ビッグ・ストーリー」(本拠地・米ニューヨーク市)が24、25の両日、糸満市でモズクを生産・販売するイトサン(大城忠社長)の収穫作業やモズクPRイベントなど取材した。大城社長は撮影映像がSNSなどを通して全世界に発信されるとして、「これを機に海外にも市場が広がり、沖縄のモズク産業がより発展できれば」と期待した。

モズク流しイベントを楽しむ子どもたちを取材するグレート・ビッグ・ストーリーのカメラマンら=糸満市

 取材クルーは24日、同市北名城にあるイトサンのモズク養殖場で収穫作業を撮影。25日は同市西崎町の「ファーマーズマーケットいとまん うまんちゅ市場」であった「モズク流し」などのPRイベントも取材した。

 シニアプロデューサーのサマンサ・スタムラーさんは「米国ではなかなか食べる機会はないが、とてもユニークでおいしい食材だ。生育状況なども取材できてよかった」と満足げに語った。

 グレート・ビッグ・ストーリーはさまざまな分野の人々に密着し、3分程度のドキュメンタリー番組を制作しており、昨年末時点で約60カ国で取材実績がある。フェイスブックなどのSNSを中心に映像を配信しており、フォロワー数は1千万人以上に上る。

 取材を受けた大城社長はPR効果に期待した上で「きれいな海があってこその産業だが基地建設などで自然破壊が進む。沖縄の自然環境保護に対しても世界中の目が向くきっかけになれば」と願った。