【中部】うるま市内で会社員女性が元海兵隊員の男に暴行殺害された事件の発生から1年となった28日、米軍嘉手納基地第1(北谷町砂辺)、第5(沖縄市山内)の両ゲートでは、有志の市民が追悼集会を開いた。百数十人が集まり女性の冥福を祈るとともに「県民の命を守るため全基地撤去を」と抗議の声を上げた。

 毎週金曜日にゲート前で同基地閉鎖を呼びかけている「嘉手納ピースアクション」が主催した。呼びかけ人の一人の伊波義安さんは事件について「改めてはらわたが煮えくり返る思いだ」と怒りの表情。「二度と被害者を出さないよう沖縄から基地を撤去しよう」と呼びかけた。

 新聞で被害者の父親の手記を読んだという女性(71)=沖縄市=は「父親の言葉に涙が出た。みんな今日は悲しい思いで参加している」と目を伏せた。うるま市の男性(64)は「基地あるが故の事件。いつ誰が被害者になるか分からない。基地をなくさないと問題は終わらない」と強調した。同市の女性(72)も「若い命を守れなかった怒りと悲しみでいっぱい。基地撤去が唯一の願いだ」と声を詰まらせた。